オリックス吉田正尚外野手(28)が全開間近のオープン戦初マルチだ。楽天戦に「3番左翼」で出場すると早川、安楽から2本の中前打を放った。

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初回の打席。昨年9打数3安打1本塁打と得意にした左腕早川に追い込まれたが、やや泳がされながらもバットを伸ばした。「今日は見逃しとか自分の間合いが感覚的に良かった。実戦に入っていけている。(早川は)いろいろな球を投げていたと思う。昨年は相性が悪くなかったけど同じ感じにはならないと思うので、その上をいけるようにレベルアップしたい」と本番の対戦を見据えた。

昨年12月に両足首の手術を受け、宮崎キャンプ合流は2月10日。強風の地方球場で7回まで左翼の守備もこなし、開幕に間に合わせてきた。3年連続首位打者へ不安要素はない。

ただ、チームはベストに近いメンバーにもかかわらず5投手の前に8安打で無得点。満塁での併殺打も2度あった。「みんな悪くないけど最後のところ。今までは調子を上げるのが全てだったけど、これからは違う。点の取り方」と中嶋監督。今年も核になる吉田正を何番に置くかも含め、残り3試合で試行錯誤を続ける。【柏原誠】

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