1軍より一足早く、19日にイースタン・リーグが開幕! 各球団の注目若手選手をピックアップしました。

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【西武編】

野手では、長谷川信哉内野手(19)の成長が著しい。昨秋に就任した平石打撃コーチから、気になった選手として名を挙げられた育成2年目。コロナで合流は遅れたが、春季キャンプはA班(1軍)で過ごした。

足も速く、肩も強い。高い身体能力は可能性を感じさせる。守備はセカンド、ショートだけでなく、外野もこなせる。課題のバッティングも体が強くなり、向上を見せている。強く振り抜くスタイルにも魅力がある。昨季はファームで72試合出場で打率2割2分9厘、1本塁打、16打点、8盗塁。キャンプでは着実に首脳陣の評価を上げ、支配下を勝ち取る日もそう遠くない見込みだ。

投手ではドラフト5位の黒田将矢投手(18=八戸工大一)が、どれだけ通用するか注目だ。ドラフト時は最速149キロだったが、2月の実戦では151キロをマークした。高校最後の夏は青森大会準決勝で青森山田に敗退するなど3年間、甲子園とは縁がなったが、フォークも決め球として自信を持ち、スライダー、カーブも操る。身長188センチ、体重82キロ。すらっとした高卒ルーキーの体は発展途上で伸びしろが詰まる。

その投球フォームは西口文也2軍監督と似ている。まずは体作りに重点を置くが、ファームでしっかり未来のエースとなる片りんを示していく。【上田悠太】