広島の新外国人ドリュー・アンダーソン投手(28=レンジャーズ)、ニック・ターリー投手(32=ホワイトソックス3A)が22日、マツダスタジアム内で入団会見を行った。アンダーソンは昨季、エンゼルス大谷を3球三振に仕留めた先発タイプの最速155キロ右腕。ターリーは最速159キロを誇る左のセットアッパー候補だ。両投手とも4月の1軍デビューを目指し、まずは2軍戦で実戦を積む。

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ターリーは「No Excuse(言い訳しない)」と覚悟をつづったグラブで男気を示した。赤色のグラブの親指部分に黒色で刺しゅう。「何が起きようが、どんなことがあっても言い訳せず、自分の仕事を全うする。何があろうと自分の能力をしっかり発揮して、一生懸命頑張る」。異国の地で迎える32歳のシーズン。強い覚悟を文字にした。

左腕の最速は159キロ。「今は95マイル(153キロ)ぐらいの状態だけど、試合で投げていったらアドレナリンも出て、気持ちも高ぶってくる。試合に入ったらそこ(159キロ)に近づくと思う」。逆算調整への自信を明かし、今後は2軍戦で登板を重ねて4月中の1軍昇格を目指す。「シーズンが待ち切れない。連投できるようになったら(1軍の)準備ができる」。左のセットアッパー候補が、状態を上げていく。

◆ニック・ターリー 1989年9月11日生まれ。米国出身。最速159キロの直球とカーブを軸にスライダー、チェンジアップを操る中継ぎタイプ。昨季は3Aで43試合、1勝4敗6ホールド5セーブ、奪三振率12・56。勝ちパターン入りに期待。左投げ左打ち。背番号68。193センチ、104キロ。