25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツが考える今季の12球団理想布陣です。

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◆オリックス

25年ぶりのリーグVを果たした昨季は143試合で130通りのオーダー。選手の状態、相手チームとの対戦データなど、最善策を取る「中嶋マジック」は今季もさく裂しそうな予感だ。

捕手出身監督は、若月、伏見の捕手併用制を採用。投手との相性などで、スタメン起用を決める。

内野陣では、遊撃に20歳紅林を固定できそうなのが大きい。三塁にゴールデン・グラブ賞を獲得した宗、二塁には守備の名手である安達がいる。

外野陣は競争が熾烈(しれつ)を極める。主砲・吉田正はレフトでの出場が基本線だが、打撃に集中するためにDH起用も見込まれる。昨季まで内野手だった福田は、センターに加えてレフトにも挑戦中。センターはオープン戦で打率4割3分5厘と猛アピールに成功した後藤、俊足が武器のドラフト4位渡部が競う。ライトでの起用が見込まれるラオウ杉本は、一塁を守れるオプションがあり、昨季本塁打王ながら守備面でも使い勝手抜群。助っ人のラベロ、負傷してしまったT-岡田の状態次第で、野手陣は流動的になる可能性が高い。

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