阪神の開幕守護神を託された新外国人カイル・ケラー投手(28=パイレーツ)が、来日初登板で2被弾を食らい、試合をひっくり返された。

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8-7の1点リードの9回に登板。先頭の山田に1ストライクからの2球目、甘いカーブを振り抜かれ、打球は左翼スタンドへ。球団初となる阪神の外国人投手が来日1人目の打者に被本塁打で同点に追いつかれると、村上に中前打を許した直後、サンタナにもカーブを捉えられ、バックスクリーン左へ痛恨の勝ち越し2ランを被弾。球場はため息に包まれた。

ケラーはメジャーに移籍した2年連続セーブ王のスアレスの代役として加入。コロナ禍の影響で、6日に来日したばかりだった。

▼来日初登板のケラーがいきなり山田に1発を浴びた。初登板で第1打者に本塁打されたのは21年4月3日ソフトバンク戦の井上(西武)以来でプロ野球78人目。阪神では91年4月16日広島戦の田村以来5人目で、外国人投手では球団初。