阪神は2戦連続完封負けを食らい、球団史上初の主催開幕カード3連戦3連敗を喫した。開幕3連敗は20年の巨人3連戦以来、2年ぶりとなった。

【ニッカン式スコア】27日の阪神-ヤクルト戦詳細スコア

プロ初登板初先発したドラフト3位桐敷拓馬投手(22)は5回0/3を8安打3失点でプロ初黒星。2回に5番サンタナの左越えソロで先制され、6回は3番山田、4番村上に2者連続タイムリーを許した。

3点ビハインドの7回には3番手の小野泰己(27)が1番塩見にランニング本塁打を献上。右中間の中間地点への飛球に中堅近本光司外野手(27)、右翼佐藤輝明内野手(23)ともにスライディングキャッチを試みるも捕れず、右中間最深部フェンスまで転がる間にホームインを許した。阪神がランニング本塁打を浴びるのは12年8月25日広島戦で天谷以来、10年ぶりとなった。

打線はヤクルト先発高梨に6回無失点の今季初勝利を献上。1回2死二、三塁、3回2死一、三塁、5回2死一、二塁の好機を生かせなかった。25日開幕戦の5回から23イニング連続無得点とゼロ行進から抜け出せない。

開幕戦は一時は7点リードを奪いながら大逆転負け。2戦目はわずか2安打で完封負け。3戦目も5安打完封負けとなり、早くも重苦しいムードが漂う。