巨人が2年ぶりの開幕3連勝を逃した。左脇腹を痛めて開幕メンバーから外れていた坂本を1軍昇格即スタメンで起用。初回に先制適時二塁打を放つなど4安打1打点と期待通りの活躍も、救援陣が誤算だった。4点のリードを守れず、延長10回に力尽きた。

原監督は「(赤星は)ナイスピッチングですね。みんなでね、お兄ちゃんたちがそれを守ってあげればよかったですね」と振り返った。

【ニッカン式スコア】27日の巨人-中日戦詳細スコア

課題が浮き彫りになった。2試合連続セーブの新守護神、ドラフト1位大勢を休ませるべく、昨季もブルペンを守った救援陣で継投策にでた。だが、8回に高梨が左打者に2連続安打を浴びるなど2失点。9回はデラロサが無死からの2四球に失策が絡んでピンチを招いた。桑田投手チーフコーチは「3日間とも先発は6回を投げて四死球3つなのに、中継ぎは12個。課題である四死球を減らすことがまだ改善されていないので中継ぎ陣に関しては非常に心配しています」と、修正の必要性を口にした。

それでも開幕カードは2勝1敗と勝ち越した。打線は好調で2試合連続逆転勝ち、主将も復帰と兆しもあった。原監督は「いいスタートを切れたと思いますね」と結んだ。【浜本卓也】