BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)率いる日本ハムが開幕6連敗だった97年以来25年ぶり、北海道移転後は初となる開幕4連敗となった。

指揮官がホバーバイクで宙を浮くド派手な開幕セレモニーに幕を開けた日本ハムの本拠地開幕戦は、打線が西武投手陣を打ち崩せなかった。3点を追う7回1死二、三塁の好機で走塁ミスもあり、攻めきれなかった。今季初登板初先発したエース上沢直之投手(28)も8回まで126球の熱投も7安打4失点で今季初黒星。新庄監督は球団新人監督の開幕連敗記録が「4」に伸びてしまった。

西武はプロ初登板初先発したドラフト2位左腕の佐藤隼輔投手(22)が1回1死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けてリズムに乗った。5回まで日本ハム打線に三塁を踏ませず、4安打無失点の好投でプロ初勝利。6回以降は今季1軍初昇格の平良海馬投手(22)も含めたリリーフ陣の継投でリードを守りきった。

山賊打線は2回に4番山川穂高内野手(30)が3試合連続アーチとなる3号ソロをバックスクリーン左まで飛ばして先制。さらに1死三塁の好機で栗山巧外野手(38)の犠飛で2点を先行した。5回には鈴木将平外野手(23)の左前適時打、8回には山川が1試合2本塁打となる4号ソロで、この日2度目の「どすこーい」。序盤、中盤、終盤と着実に加点し、チームは今季初の3連勝となった。