阪神新外国人のアーロン・ウィルカーソン投手(32=ドジャース3A)が来日初の対外試合に臨み、3回2安打無失点の好投を見せた。

ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)の3回に2番手で登板。直球の最速146キロで、4回には井上を119キロのカーブで見逃し三振に仕留めるなど緩急がさえわたった。45球を投げ終え、「明日どれだけ筋肉痛が来るか分からないけど、今のところ状態はいい」とジョークもさく裂。捕手の藤田は「全部の球種をゾーンに投げられるので、非常にリードしやすい投手だと思う」と制球力の良さにうなずいた。

安藤2軍投手コーチは次回登板について「上(1軍)と相談しながらどこで投げるか決めていきたい」とし、「75球くらい。4、5回は投げられたら」と見通しを語った。新助っ人は「自分ができることをしっかりやって、チームを助けられる時に向かって取り組んでいきたい」と意気込んだ。