首都大学野球リーグが2日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかほかで開幕する。

プロ注目の二刀流・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)擁する日体大は、昨春王者の桜美林大と初戦を迎える。中止となった3月の侍ジャパン・台湾戦にも選出されていた左腕は、最速150キロの直球に磨きをかける冬を過ごした。「今年のオフはストレートにこだわってトレーニングをしてきました。とにかく、質を上げられるように」。ウエートトレーニングはもちろん、ジャンプ、シャトルランなどの瞬発系のメニューを積極的に行ってきた。直球を生かすためにフォークを取得するなど、こだわりの冬を過ごした。打者としてもクリーンアップを担う。長打はもちろん、50メートル5秒8の俊足にも注目だ。投打の軸として、同校を9季ぶりの優勝に導く。昨秋覇者で、リーグ最多74回の優勝を誇る東海大は、筑波大と初戦を迎える。