<東都大学野球:亜大1-0駒大>◇第1週第3日◇4日◇大分別大興産スタジアム

19年秋季リーグ戦以来となる勝ち点制が復活し、1勝1敗で迎えた3戦目は亜大が1-0で駒大に勝利。1戦目で先発し1勝を挙げた今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕・青山美夏人(みなと)投手(4年=横浜隼人)が中1日で先発。初完封で、勝ち点1をつかんだ。駒大はチャンスでの1本がでなかった。

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亜大・青山が、タフなエースとしてマウンドに立ち続ける。1戦目に続いて、中1日で先発。9回2死一塁、最後の打者を中飛に抑えると、右手でガッツポーズ。「何回もピンチがあって、なんとか踏ん張って結果につながった。要所で攻めることができた」と振り返った。

スタミナは切れなかった。この日は最速145キロを計測した直球とツーシーム、カットボールを効果的に使い、140球で完封。生田監督は「1戦目と3戦目も投げるのがエースと話していた。彼のガッツ、気持ちの強さに敬意を表します」とねぎらった。青山はオフの間、走り込みや投げ込みに重点を置いた。1週間のうち5日は、1日200球を投じ「投げ込みの成果が出た。エースとして引っ張っていかないと。中1日でも大丈夫」と力強く話した。