阪神はセ・リーグワースト記録を更新していた開幕からの連敗を9で止め、今季初勝利を飾った。

【阪神】ようやく今季初勝利!9連敗でストップ 西勇輝が完封/DeNA戦ライブ詳細>>

今季初めての甲子園ゲーム。4番佐藤輝明内野手(23)の今季1号2ランがネガティブな空気を吹き飛ばした。1回、2番中野拓夢内野手(25)の右前適時打で先制。さらに1死一塁、4番佐藤輝が右腕ロメロの初球、内角148キロを右翼席に運んだ。

開幕から4番を任される今季は10試合目、40打席目で待望の初アーチ。甲子園では21年6月20日巨人戦以来、289日ぶりの1発が一気に今季初勝利を呼び込んだ。

前日4日には藤原崇起オーナー(70=阪神電鉄会長)が早くも代表取材に対応していた。すでに今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督(53)について、シーズン最後まで指揮を託すのかという質問に「当然の話です」と即答。球団トップが事態の沈静化を図る中、この日は投打ともに主力が意地を見せた。

今季2試合目の先発となった西勇輝投手(31)は20年9月17日巨人戦以来の完封勝利で今季初白星。開幕10試合目、虎がようやく落ち着きを取り戻した。

阪神ニュース一覧はコチラ>>

▼阪神の開幕連敗は9で止まった。プロ野球史上過去開幕からの2桁連敗は、55年トンボ12連敗、79年西武12連敗(2分け挟む)、02年ロッテ11連敗、61年阪急10連敗と4度あったが、寸前で仲間入りを免れた。

▼甲子園での公式戦初戦で阪神は、18年から5年連続勝利となった。00年以降16勝6敗1分けで、勝率7割2分7厘と強さが際立つ。