DeNAがあと1球の崖っぷちから、阪神に粘り勝った。

【写真たっぷり詳細ライブ】阪神、甲子園で連勝ならず12球団最速10敗目 延長12回DeNA大和が決勝打

値千金の同点打を放ったのは牧秀悟内野手(23)だった。1点を追いかける9回2死二塁、フルカウントからのチェンジアップに「必死に食らいついていった」と執念の一振り。飛び込んだ中堅近本の手前にポトリと落ち、チームを救った。凡退すれば、2戦連続の完封負けで3連敗が決まる土俵際での一打に「最後は割り切っていくことができた」と覚悟を決め、頭は冷静にバットを振り抜いた。

決勝点の口火を切ったのも、牧だった。「その前にピンチを抑えたし、イケイケだったので積極的に」と延長12回、先頭で打席に立ち、中前打で出塁。四球で二塁に進んだ後、大和のバントの空振りに飛び出したが、捕手の梅野が二塁に送球した瞬間に三塁へスタートし、チャンスを拡大。大和の適時打で決勝のホームを踏んだ。「正直、飛び出した自分が悪いんですけど、うまく対応できた」。ミスをカバーし合って、チームは連敗を2で止め、勝率を5割に戻した。

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▽DeNA三浦監督(延長12回の熱戦を制し)「みんなの執念ですね。全員の執念で勝ち取った勝利だと思います」

▽DeNA石田(6回1失点で勝敗つかず)「昨日は序盤に得点を許していたので入りを気をつけて、攻めの投球ができた」

▽DeNA大和(延長12回無死一、三塁から決勝の適時打)「前に飛ばすことだけを考えて打ちにいった。接戦の中で取れたのはすごく大きいこと」

▽DeNA大田(途中出場で移籍後初安打を含む2安打3打点)「新しいチームで貢献したい気持ちがあったけど、なかなかできてなくて…。今日、貢献できてうれしいです」