巨人のルーキー守護神が虎を沈める。15日から阪神3連戦に臨む。1勝8セーブで球団の新人セーブ記録を持つ大勢投手(22)が甲子園で仁王立ちする。兵庫県出身で「公立高校(西脇工)出身で本当に行きたくて仕方なかった場所。手の届かなかった場所なので特別な場所」と心待ちする。

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伝統の一戦には借りがある。東京ドームでの1、2日の阪神戦でセーブを挙げたが、いずれも失点を喫した。登板後に桑田投手チーフコーチから「シーズンは長いから、やられたらやり返すって気持ちでやっていったらいいからな」と言われ「次はしっかりと自分の投球をして、抑えられるように準備していきたい」と意気込んだ。

ここまで5球団からセーブを挙げ、4球団に対しては無失点を継続中。原監督は「いろんな経験ができて、足跡として残っていくわけだからね。今は自分の前に道はないんだから、通った道が道になる」と躍進を続けるルーキーを見守る。