明大は、今季初戦で東大に大勝した。

開幕投手を初めて任された蒔田稔投手(3年=九州学院)が、6回1失点、12奪三振と試合をつくった。

蒔田は、2回の打席で二ゴロに倒れた際に指がしびれており「指がびりびりしていたことで力が抜けて、低めにボールが集まったのかなと思う」と明かした。リーグ戦初勝利をマークし「まだ始まったばかりなので、課題をつぶして1人1人の打者を抑えていきたいです」と話した。

打線は、初回1死一、二塁で山田陸人内野手(4年=桐光学園)の右越え適時二塁打で先制。さらに簑尾海斗捕手(4年=日南学園)の中前打で2点を追加し、瀬千皓(せ・ちひろ)外野手(1年=天理)の2ランも飛び出して、初回に5点を奪った。

7回には、打者一巡の猛攻で7点。開幕戦を勝利で飾り、田中武宏監督(61)は「どこのチームも同じだと思うが開幕戦は不安でいっぱい。初回に、蒔田が落ち着いていて、それが初回の得点につながったと思う。いい入りだった」と振り返った。

▽東大・井手峻監督(先発の井沢が立ち上がりに制球を乱し、5失点して3連敗)「マウンド合わなかったのか。制球に悩むから甘くなって打たれる。2回からの投球が次につながればいいんだが」