勝ち点制が復活して1勝1敗で第3戦目までもつれ、専大が接戦を制した。

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今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕、菊地吏玖(りく)投手(4年=札幌大谷)が、9回に抑えとして登板。

先頭に右前打を許したが、時折自らの胸をたたいて鼓舞。

2死二塁で、巨人などで活躍した前田幸長氏(51)を父に持つ立正大・前田聖矢内野手(3年=日大三)を直球で捕邪飛に抑え、ほえながら大きくガッツポーズ。

この日はスカウトのガンで最速149キロをマークした直球を軸に、1回を被安打1の無失点で1点差を守りきった。3連投となった菊地吏は「意外と試合に入ると疲れは感じなかった。(2戦目の)昨日より今日の方が元気。とにかく1人1人、1球1球に集中しました」と話した。

斉藤正直監督(62)は、菊地吏の投球に「少し気合が入っていましたね。昨日よりも、むしろよかった」と振り返った。

開幕節で勝ち点1を手にし、菊地吏は「チームとして目指している優勝へ、大きな勝ち点1になりました」と手応えを口にした。