阪神の3番に入る近本光司外野手(27)が振るわない。

【ニッカン式スコア】20日のDeNA-阪神戦詳細スコア

8回2死一、二塁の先制機。3番手エスコバーと対戦したが、151キロ内角高め速球に詰まらされ、力ない投ゴロに倒れた。6回も無死一塁で空振り三振。チームで不動の主力だが、13打席連続無安打と調子が上がらない。

矢野監督が得点力アップのため、打線改造を断行。2番に佐藤輝を起用してきた。開幕から1番を打っていた近本は3番に入って6試合目だが、快音から遠ざかる一方だ。今季、3番では25打数4安打で打率1割6分の0打点。指揮官も「まあ…。良くはないよね、うん」と振り返った。

佐藤輝は好調を維持するが、皮肉にも近本の打撃が下降線をたどり、現状で打線として機能していない。井上ヘッドコーチは打順変更の可能性を問われ「この前、変えたばかり。いる選手の中でどういった打順がいいのかとかは毎日考えている。なにがベストか考えるなかで、勝ったから、この打順がいい、負けたからこの打順がダメというわけでもないと思う。もうちょっと試行錯誤しながらやっていくしかない」と悩ましげだった。