直近4試合で3番起用されている阪神佐藤輝明内野手(23)が、チーム事情に左右されず中日攻略の起点となる。24日ヤクルト戦で大山が左脚を負傷し途中交代。4番を務める先輩が、26日以降の出場は不透明な状況なだけに「(打順は)どこであっても自分のバッティングをしようと思います」と気を引き締めた。

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26日からの中日3連戦(甲子園)は初戦に大野雄が先発する。前回12日は3打数2安打、1本塁打。通算でも8打数4安打で打率5割、2本塁打と好相性を誇る。「向こうも新しくいろいろ考えてくると思う。こっちも負けないように頑張ります」。前回チームが7回1得点に抑えられた左腕へのリベンジに燃える。

仮に大山が離脱となれば、4番は-。井上ヘッドコーチは熟考中だった。「いるメンバーで誰ってなったら、テルになっちゃう。でも2番、3番の方が(打席が)回るって単純に考えたりすれば、あまり(4番に)こだわらなくてもいいのかなと。こういう事態なので、ちょっと考えます」。初回に打順が回る3番継続か、4番回帰か。リーグトップタイ6本塁打の大砲は任された場所で役割を全うするだけだ。【中野椋】