日本ハムのドラフト2位ルーキー有薗直輝内野手(18)が、球界屈指の右打者を目指して奮闘している。

30日、イースタン・リーグ巨人戦に「7番三塁」でフル出場。3打席目に左翼フェンス直撃の二塁打、4打席目に左前打と6試合ぶりにマルチ安打を記録した。だが、他の4打席は全て空振り三振。5-5の延長11回1死一、三塁では一打出ず、その場でしゃがみ込む姿があった。

同リーグ開幕戦の3月19日ロッテ戦では、4打数3安打4打点の猛打で幕を開けた。「良いスタートが切れた」と思った矢先、打撃フォームで課題が浮き彫りになった。打ち急いでしまうあまり、体が開いてしまう。疲労からスイングスピードが落ちている自覚もあった。理想は巨人岡本や楽天浅村のような、逆方向への勝負強さ。「自分も近づけるように頑張りたい」と話した。

新庄監督からの期待も大きい。「有薗君、調子いいんでしょ?」と状態を気に掛けており、これまでに2回ほど1軍昇格へ推薦したことを明かしていた。有薗は「ありがたいです。1軍に対応出来るように頑張っていきます」。1軍で躍動する日に向かって、強打者への階段を駆け上がっていく。【田中彩友美】

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