阪神西勇輝投手(31)が3日のヤクルト戦(甲子園)に先発し「西西リレー」で7連勝を狙う。遠縁にあたり、自主トレも一緒だった西純矢投手(20)が1日の巨人戦で今季初勝利。背番号15から16へ6連勝でバトンが託された。「チームが勝つこともいいですし、あれぐらいは投げられる投手だと思っていました。これからもどんどん勝ってほしい」。11歳下の弟分の活躍は刺激になっているようだ。

前回は4月27日の中日戦にスライド登板で先発。6回5安打1失点、毎回の10奪三振で2勝目を挙げた。今季は2勝とも甲子園。1勝目もリーグ史上初の開幕9連敗を完封で止めたもので、ファンの力を感じている。「投げている、守っている人しか分からない、もう一ひねりの力が出ると思う。パワーに変わっているのは確かだなと、マウンドにいたり、ビジターで対戦している時から思っていました。本当にそういうのは心強いなと」。今回は満員が予想され、気持ちはよりたかぶった。

昨季は6勝で、2桁勝利は3年連続で途絶えた。14年目の今季はここまで5試合で防御率1・91はリーグ2位の安定感。逆襲へ西勇の力は欠かせない。【三宅ひとみ】

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