西武の西口文也2軍監督(49)が、阪神戦の10回に安打を許し、完全試合を逃した中日大野雄について、球団を通じてコメントした。「僕と一緒ですね。自分の時も0対0で延長に突入しましたが、記録よりも点を与えないことに集中していました。とにかく勝ちたかったので、10回表に1本打たれた後の方がさらにギアが入った、と記憶しています。大野投手も同じ気持ちだったんじゃないですかね」。

中日大野雄は阪神打線を9回完全投球。しかし、味方打線も阪神青柳から得点できず、0-0のまま延長戦に突入した。大野雄は10回2死から阪神佐藤輝に中越えの二塁打を許し、記録はストップした。先発投手が9回完全に抑えながら延長戦に入るのは、05年8月27日西武-楽天戦の西口以来。西口も延長10回に先頭打者の沖原に右安打を打たれ、完全試合達成とはならなかった。

大野雄と西口2軍監督は同じ9月26日生まれ(大野雄は1988年生まれの33歳、西口2軍監督は1972年生まれの49歳)という偶然の一致? も重なり、SNS上では「同じ星の下ってあるんだね」「奇妙な縁だね」などコメントが寄せられた。

ちなみに、この日の巨人戦でプロ初本塁打を放ったヤクルト長岡秀樹内野手(20)も、2人と同じ9月26日生まれ(2001年)だった。

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