桐蔭横浜大が横浜国大に逆転勝ちし、開幕から無傷の7連勝とした。

1-5と4点を追う8回に打線がつながった。押し出し四球と遊ゴロの間に2点を返し、なお2死満塁から6番の黒木海洲内野手(4年=高鍋)が左前へ同点の2点適時打を放った。さらに2死二、三塁からは途中出場の山崎隼外野手(2年=日大藤沢)が勝ち越しの中前2点適時打。この回一挙に6点を奪いひっくり返した。

チームはコロナ禍の影響で全体練習が1週間ストップし、5月2日に再開できたばかりだった。斉藤博久監督(56)は勝ち越し打の山崎について「よく打ちましたね。打席に入る前に『勝ち越せないと意味がないんだよ』と、声をかけて送り出しました。初球をうまく打ってくれました」とたたえた。

今秋ドラフト候補の吉田賢吾捕手(4年=横浜商大高)は4打数2安打1打点。5回無死での第3打席では、左翼線へ運ぶ二塁打を放った。今リーグ戦で5本塁打を放っているだけに「打撃の調子はそこまで良くないです」と満足せず。それでも「その中でも『次に回そう』と、欲を捨てた結果だと思います」と振り返った。