5月絶好調のソフトバンク今宮健太内野手(30)が、西武のドラフト1位隅田の攻略を誓った。10日に「ファイト! 九州デー」として、2年連続5度目の宮崎開催。ルーキー左腕には、4月9日に7回途中4安打無失点と抑え込まれ、今季2度目の対戦を迎える。「隅田君は真っすぐも良かったし、チェンジアップもすごく抜けていた。1回対戦がある分、次はチームでどうやっていくかはいろいろある。自分なりに考えてやっていけたら」と気合を入れた。

現在、今宮の打棒は鬼と化している。7試合連続安打中で、うち5試合は複数安打。打率3割4分2厘はリーグ2位で、5月に限れば4割8分1厘、13安打で同トップだ。さらに対左腕には打率4割。好調の要因は「体を振らないこと、バットを大振りしない意識が結果に出ている」。春季キャンプからコンパクトなスイングに取り組んできた成果だ。村上打撃コーチも「余分な動きをそぎ落とせた。だから実力通りの力が出せている」と話した。

4月の対戦では隅田に3打数無安打だったが、当時の今宮とは全くの別人だ。6連勝中のチームもゴールデンウイークは8戦で103安打54得点と上向き。攻略の材料はそろった。「ファイト九州ということで、勝ってファンの皆さんを元気づかせ、夢、希望を与える。勝ちにこだわりたい」。選手会長が、08年以来14年ぶりの宮崎星を届ける。【只松憲】

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