阪神は球団最速でシーズン10度目の完封負けを喫し、開幕から広島に1分けを挟んで6連敗となった。広島相手の開幕6連敗は61年の6連敗(1分け挟む)、88年の10連敗に続いて34年ぶり3度目の屈辱。38試合目で10度目の完封負けは、63年の45試合目を59年ぶりに更新して球団史上最速となった。
ジェフリー・マルテ内野手(30)が右足コンディション不良から1軍復帰。大山悠輔内野手(27)を20年6月20日巨人戦以来2年ぶりに左翼先発させて貧打解消を狙ったが、3番マルテ、4番佐藤輝明内野手(23)、5番大山の重量クリーンアップは広島床田にそろって無安打に封じられた。
◆矢野監督
-投手陣は先発、リリーフと粘った
「うん、ずっと一緒やね」
-先発西勇は6回2失点
「うん、ピッチャーを責められるような試合じゃないと思うし。勇輝は勇輝の仕事をやろうとして、やってくれた」
-打線は右打者を並べて3番にマルテが戻った。1軍復帰したマルテの状態は
「もちろん、もうちょっと調整してっていう形にしたかったけど、こっちもきっかけがね。何か作れたらというところで。そんなにズレている感じはしなかったんで、徐々に上がってくるんじゃないかなと思っています」
-北條も今季初スタメン
「ムードメーカーでもあるし、空気を変えてくれる力を持っている選手なので。そういうところでいってみました」
-代打陽川に安打
「ああいうところで1本出るというのは、あいつ自身もまたスタメンのチャンスも増えていくし。本人のいいきっかけになると思う。左ピッチャーの時にね。ああいうふうな形で、スタメンで出るチャンスを自分で作ってくれたらなと思います」
-最後は糸井が準備していた
「うん。まあ、いけるんじゃないかなと思っているけど」
-マクブルームによく打たれている
「そりゃあ、いい打順を打っているんだから。どこのチームでもそこにチャンスが回る可能性が高いわけだから、抑えづらいんだけど。スリーツーになったのが、ちょっと勇輝が厳しいところを行って、見送られて見送られてというところで、最後ちょっと浮いちゃったかなあという感じではあったけど」
-浜地は無死満塁のピンチを切り抜けた
「経験をどんどん積んできているし、それが自信に変わってきていると思う。どの場面で行っても浜地らしさというのは今出せる状態であるし、こちらもある程度は自信を持って送り込める投手に育ちつつある。どんどん自信を高めていってくれたらと思います」
-かみ合わせ1つのところになるか
「1つというか、みんなの状態が上がってこないと、線としてはなかなか攻撃はやっぱりしにくい。早い回に得点していかないと、どうしてもピッチャーも苦しくなる。ピッチャーが頑張っている。それがずっと続いている。打線をなんとかするしかないんで」