駒大が国学院大を下して先勝、連敗を4で止めた。

バッテリーの躍動が光った。2番手左腕・東田健臣投手(2年=西脇工)が好救援でリーグ戦初勝利。2-1と1点リードの2回途中から登板すると、140キロ台の直球に変化球を組み合わせ、6回を2安打1失点にまとめた。

大倉孝一監督(59)は「今日は変化球でカウントが取れていた。元々継投は考えていたんですけど(登板が)早くなった。ゲームを立て直すピッチングをしてくれたので、大きかったですね」と、たたえた。

打っては5番の岩本晧多捕手(3年=関西)が、先制打を含む3打点。0-0で迎えた初回2死一、二塁。3球目の138キロ直球をフルスイングで捉えると、左中間を破る先制の2点適時二塁打に。バットで流れを作った。

岩本は「練習からチームで『積極的に振っていこう』と。中途半端なスイングをせず、変化球もストレートも、スイングの終わりまでちゃんと振ることを心がけました」と振り返った。

6位日大と勝ち点1で並ぶ最終節。日大が勝ち点を獲得し、駒大が勝ち点を落とすと最下位に。2部との入れ替え戦参加が決定する。岩本は「次の試合も同じように負けられない。攻めて、攻めて、思い切ってやっていきたい」と力を込めた。