阪神が好守備連発で2回裏のピンチをしのいだ。

先頭村上が右前打で出塁。無死一塁から5番中村に左前打を許すと、スタートを切っていた一塁走者村上が、一気に三塁を狙った。ここで左翼大山悠輔内野手(27)が、三塁へワンバウンドのストライク送球。タッチアウトでピンチを広げなかった。

大山の本職は三塁だが、現在はコンディションを考慮され左翼起用が続く。昨秋から本格的に取り組んできた左翼守備練習の成果を存分に発揮した。

その後、1死一、三塁となり迎えるは7番オスナ。一塁ベース後方への飛球を打ち上げると、これを二塁の糸原健斗内野手(29)が滑り込みながらキャッチ。すぐさま本塁へ送球し、タッチアップを許さなかった。

2死一、三塁とすると、8番長岡の三邪飛を佐藤輝明内野手(23)がキャッチ。風が吹き落下地点の予測が難しい中、体勢を崩されながらもしっかりとつかんだ。

阪神は昨季まで、4年連続で12球団ワーストの失策を喫しているが、今季は今試合前までセ・リーグで2番目に少ない18失策にとどめている。先発西勇輝投手(31)をもり立てる好プレーの連続だった。

【関連記事】阪神ニュース一覧