菅野さんから1発狙います! 26日巨人戦(東京ドーム)に先発予定のオリックス山崎福也投手(29)が“プロ初アーチ”に挑む。

山崎福は日大三時代の3年春、センバツに出場して準優勝。計13安打を放ち、1大会における通算安打の最多タイをマークした“甲子園記録保持者”である。

登板前日の25日に報道陣から打撃への自信を問われると「やっぱり、1本打ちたいですよね、素直に(笑い)」と白い歯を見せた。

相手投手が菅野だと聞くと「そうですね…。打ったら自信になりますね。打撃練習は得意なので。いざ、打席に行ってみて、どうかなと。楽しみですね」と胸を躍らせた。

DH制のあるパ・リーグの投手が打席に立つことは珍しく、走者がいる際は送りバントすることが多く見られるが「いても狙います(笑い)。サインが打てだったら狙います」と強振するつもりだ。

昨年は6月3日の阪神戦(甲子園)でアルカンタラから左中間二塁打を放った。「(昨年は)良い感覚で打てていた。それよりか少しパワーアップしてると思うので、勢いで行きたいですね」と話すように、投手陣が行うフリー打撃では、柵越えを連発。プロ初アーチも夢ではない。

本職の投球では今季ここまで6試合に登板して0勝4敗で防御率3・43。好投しても打線の援護がなく敗戦する試合が目立った。「本当に1球1球、丁寧に。先頭打者だったり、初球の入りを注意して投げたいです」。投打で奮闘し、今季初勝利を目指す。【真柴健】