巨人がBIGBOSS率いる日本ハムに競り負けた。先発戸郷翔征投手(22)は3回に2失点も粘りの投球を見せ、同点のまま8回に突入。しかし1死から浅間にカーブを捉えられ、決勝ソロを被弾。「最後までいきたかったけれど、あそこで打たれてしまい勝ち切れなくて悔しいです」と打球を目で追いながら、顔をしかめた。

戸郷は20日の阪神戦(甲子園)でも8回無失点と好投したが、勝ち星はつかなかった。

桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り。

-戸郷投手は8回まで投げ切ったが

まあ本当に、戸郷に勝たせてあげたかったですね。移動試合ということでリリーフ陣含めて野手も疲れているという中で、俺が1人で投げ切るんだというそういう意気込みをピッチングから感じましたよね。真っすぐも多かったし、途中失点したときがね、崩れそうになりかけたんですけど、また持ち直してね。もう1回立て直してゲームを作って、8回まで来たんですけど、2番の浅間くん1人にやられたという感じですよね。今日は。

-3回は1死三塁からエンドランという珍しい形で先取点を奪われた

そうですね。それよりも浅間くんですよね。ちょっと、もう少しミーティングをしてですね…。悔いが残る1本でしたけど、ホームランは。

-これまで突然崩れることもあったが、5回は2死二、三塁から粘って清宮を空振り三振

そうですよね。粘れるピッチャーになってきましたのでね。非常に今日は良かったと思いますし、とにかく僕は勝たせてあげたかったですね。前回も8回0点で投げていたので。今日は本当になんか…、かわいそうというかね…。胸が痛くなる敗戦でしたね。戸郷に本当に勝たせてあげたかったです。

-四球もなく安定した投球を続けているように見える

本当に今年はクオリティースタートをずっと継続してやって、100球以上も投げて、本当に素晴らしいと思っています。だからこそね、勝ち星をつけてあげたかったなと思います。

-中継ぎ陣が休めた

戸郷の心意気と言いますかね、そういう気持ちを持ちながらマウンドに立っていましたよね。それは非常に感じましたね。

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