阪神藤浪晋太郎投手(28)が2回を4奪三振1安打無失点で降板した。1回は1安打1四球で2死一、二塁とされながら3奪三振で無失点。2回は難なく3人で仕留めた。球数は44。最速157キロを計測し、変化球の安定感も上々だった。4月中旬の新型コロナウイルス感染から実戦復帰後、これで2軍戦計17回を3失点(自責1)となった

以下は平田勝男2軍監督の一問一答。

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-先発の藤浪が2回で降板

「全然良いでしょ。ちょっと今日は2イニングで、というところですわ。(1軍に)上がる、上がらんは知らんで。短いイニングを投げて、というところも含めてなんでね」

-2イニングだけというのは1軍からの要望か

「そりゃ、そうやん。上がるか上がらんかは分からんで」

-右脇腹を痛めていた梅野が実戦復帰。1打席目にいきなり安打

「全く違和感もなくシートノックにも入っていた。明日の張り具合とかを見て、明日は守りにもつけるかなと思う。明日の状態次第だね。さすがだよ」

-走塁面も問題なさそう

「問題ないって。ただ、今日ゲームに出て、その辺の張り具合だけだと思う。そんなに日にちもたっていないから、ゲーム勘とかそういうあれ(不安)もない」

-適時打を放った高寺が良かった

「いや~望夢(高寺)はな。ずっと勝負強く、ああいうチャンスでもここのところは本当に、凡打というかアウトになった時の打撃の内容もいい。スチールも果敢にトライしてくれている。ああいうのはエエねん。勉強や。そういうところでは高寺は本当、順調に成長してるわね」

-得点圏で打点を稼げる

「勝負強さ? やっぱりセンター中心で強引にいかないもん。強引に、君ら(記者)みたいにバンバンバンバン食べたりさ、そういうことをしないわけよ。腹八分目。そういうところ」

-今日は8人で継投

「昨日もそうだけど、今ピッチャーが渋滞しているねん。この前も才木が完投して、森木と桐敷で1試合をまかなったり。中継ぎがずっと渋滞していたんでね。そういうとこで望月や守屋とか、牧とか。望月はまだ本来の(状態ではない)というのはあるやろうけど。こうやって投げることで、また課題を見つけてやっていくしかない。やっぱり試合に投げさせないと。いい緊張感のある時に投げた方が、自分の課題が分かるので。まあ、最後の小野が良かったな。小野はいつも2アウトを取ったらフォアボール2つ。突然ストライクが入らなくなったりしていた。ここのところ(西)純矢や鈴木もそうだけど、バッティングピッチャーをやらせていて、(小野も)昨日も投げて、そういうところで感触というかさ。そうしたら今日は素晴らしい。154、5キロがあって、あのフォーク。自信を持ってほしい。あれぐらいのパフォーマンスをすれば十分よ。今日のピッチングを見たらほれぼれするけど、それをコンスタントにやらせるのが我々の仕事や」

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