DeNA山崎が、交流戦期間中のチームの応援隊長を務めるお笑い芸人「鬼越トマホーク」の愛あるいじりに結果で応えた。3点リードの9回に登板。3者凡退に封じ、今季9セーブ目で連敗を2で止めた。「いいイメージでマウンドに上がれました。しっかり抑えられて、良かったです」と笑顔で振り返った。

勝利の瞬間から約3時間前、セレモニアルピッチで「鬼越トマホーク」と“けんか芸”を披露した。打者の坂井良多の頭付近への投球を巡って、投手の金ちゃんとグラウンドで“けんか”。仲裁役で登場した山崎は坂井から「うるせぇなー、お前、アスリートなのに太ったり、やせたりしてんじゃねぇよ」といじられ、金ちゃんからは間食のポテトチップスをやめ、減量したことで投球が安定したとネタでいじられた。

突然のいじりに、山崎は「試合前にそんなことを言われるんですか」と苦笑いだったが、マウンドでは完璧な投球で締めた。「思わぬネタに正直ビックリしましたが、愛のあるいじりが今日の投球につながりました」と笑顔。試合後、再び、登場した「鬼越トマホーク」の2人から「最後締めてくれたんで、すごく最高でした」と感謝された。

ベンチから“トリオ”のネタを笑顔で見守った三浦監督からは「ヤスはしっかり切り替えができる選手。ファンサービスも積極的にやりながら、自分の登板が近づいてくれば、徐々に集中してブルペンで待機してくれる」と全幅の信頼を寄せられた。【久保賢吾】

▽DeNA今永(6回1失点で今季2勝目)「決していいピッチングではなかったですけど、最低限の仕事はできたかなと思います」

▽DeNA佐野(3回に失策を取り返す同点の適時打)「チャンスだったので、積極的にいきました。いいところに落ちてくれて良かったです」

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