ロッテ美馬学投手(35)が今季2勝目を挙げた。

初回、ヤクルト山田に先制ソロを被弾。2回に味方が逆転するも、今度はその裏、オスナに同点ソロを浴びた。4回に安田の2打席連発で勝ち越しても、その裏に浜田に同点ソロを浴びるなど、流れは悪かった。

ただ、先頭の塩見に二塁打を打たれた5回。続く山田をアウトローに完璧にコントロールした144キロ真っすぐで見逃し三振。村上の敬遠後、中村を併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。5回を6安打3失点。「1発を打たれましたが、その後は走者を出してからも粘れたかなと思います。登板間隔も10日空いていたので、もう少し長いイニングを投げられればと思いましたが…。中継ぎ陣に申し訳ないです」。レアードの勝ち越し適時打が出た6回以降を4投手がしのぎ、2勝目を手にした。

昨季の交流戦ではDeNAに5回11失点、巨人に2回10失点と打ち込まれ、後に「立ち直れるのかなと思うくらいへこんでいました。あの期間はマウンドに立つことも怖い気持ちがありました」と振り返ったこともある。課題こそ残ったものの、鬼門となっていた交流戦で白星。今後への弾みをつけた。【金子真仁】

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