オリックス平野佳寿投手(38)がDeNA戦で今季15セーブ目を挙げ、史上7人目のNPB通算200セーブを達成した。

2点リードの9回に登板。蝦名を外角低め直球で空振り三振に。宮崎を一ゴロ。牧はカーブや直球で追い込み、最後はフォークボールで空振り三振とした。試合後はボードを掲げ、スタンドから拍手を受けた。

ヒーローインタビューを受け「ここまでこれると思ってもいませんでしたし、僕ひとりの力では絶対に達成できない記録だったので、本当にかかわった皆様に感謝したいですし、本当に応援してくれるファンのみなさんのおかげでもあります。ありがとうございます」と周囲のサポートに感謝の弁を述べた。

初セーブは10年7月28日の日本ハム戦。メジャーでも8セーブを記録しており、4月26日の日本ハム戦では史上6人目の日米通算200セーブを達成していた。

なお、プロ野球記録は中日一筋でプレーした岩瀬仁紀の407セーブ。

平野佳は京産大から05年ドラフト希望枠でオリックス入り。先発でキャリアをスタートし、10年に中継ぎに転向。11年に43ホールドで最優秀中継ぎ投手。13年から抑えに固定され。14年に40セーブでタイトルを獲得した。

18年にメジャー移籍し、ダイヤモンドバックスでの2年間で137試合に登板。20年はマリナーズに在籍した。メジャー通算150試合9勝9敗、8セーブ48ホールド、防御率3・69。4年ぶりにオリックスに復帰した昨年は抑えとして29セーブを上げ、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 

▼通算200セーブ=平野佳(オリックス) 2日のDeNA3回戦(横浜)で今季15セーブ目を挙げて達成。プロ野球7人目。初セーブは10年7月28日の日本ハム16回戦(スカイマーク)。通算618試合目の登板で達成は岩瀬(中日)の594試合目を抜いて最も遅く、年齢の38歳2カ月はサファテ(ソフトバンク)の36歳2カ月を抜く最年長。なお、平野佳はメジャーで8セーブしており、日米通算では208セーブ。

 

 

◆NPB通算セーブ上位

 

1位 岩瀬仁紀 407セーブ 1002試合登板

 

2位 高津臣吾286セーブ 598試合登板

 

3位 佐々木主浩 252セーブ 439試合登板

 

4位 藤川球児 243セーブ 782試合登板

 

5位 サファテ 234セーブ427試合登板

 

6位 小林雅英 228セーブ 463試合登板

 

7位 平野佳寿200セーブ 618試合登板

 

8位 江夏豊 193セーブ 829試合登板

 

9位 馬原孝浩 182セーブ 385試合登板