最難敵から反撃の1勝をもぎとった。巨人菅野智之投手(32)が「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦で8回5安打無失点と好投し、今季6勝目を挙げた。快投したエースを丸佳浩外野手(33)が先頭打者アーチを含む2本塁打、アダム・ウォーカー外野手(30)が3戦連発弾で援護。19、20年の日本シリーズで8連敗、交流戦でも2年連続のカード負け越しが決まっている中、一矢報いた。

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巨人のリードオフマンが「二重まる」の活躍で勝利を呼び込んだ。1回先頭、丸がカウント1-1からソフトバンク先発のレイが投じた内角の144キロカットボールを右翼席へ、先制の10号ソロ。10年連続の2ケタ本塁打も記録した。

「1番の1打席目はチームの勢いを左右しかねない。選手に希望を持たせる打席をと思っている」と信念を語った。先頭打者アーチは5月13日中日戦(東京ドーム)以来今季2本目、プロ通算8本目となった。

2-0で迎えた5回先頭では、2番手松本が2ストライクから投じた外角低めへの135キロフォークを、左中間席へ11号ソロだ。

チームは同一カード3連戦、ソロ本塁打のみで7得点を重ねた。5月31日(●1-3)はウォーカーの9号。1日(●3-6)は吉川の2号、ウォーカーの10号、増田陸の2号。この日は丸の2本とウォーカーの11号となった。

3日のロッテ佐々木朗との対戦に向けて「チーム全体でパワーとなって向かう」と気合を入れ直した。

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