阪神2軍の連勝も止まらない。オリックスを下し、12連勝で首位キープ。ファーム日本一となった昨季は新記録の18連勝を記録しており、あと「6」に迫った。

先発チェンが5回無失点と好投。打線は2回に陽川の6号ソロで先制し、5回にも小幡のタイムリーで追加点を挙げた。

前日7日に3安打の2年目高寺が、この日から1軍合流。上半身のコンディション不良で戦列を離れていた前川が前日から実戦復帰しており、1軍昇格をかけた競争は激しくなるばかりだ。

平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り。

    ◇    ◇    ◇

-陽川に1発が出た

「ネットがなかったら関空まで行っているんじゃない? ビッグフライだよ。ビッグフライ陽川さん、スゴイもつけて。スゴーイ。久しぶりに関空まで行ってるやろ。飛行機の駐機所も危なかったよ。それぐらいの、火の出るような当たりっちゅうのはああゆうことやな」

 

-最近は打球が上がってきた

「打球が上がってきてるし、状態が、みんないいもんね。その中で素晴らしいホームランだったし、野手は高寺が1軍に行って、人数が限られている中でこういう1発っていうのは、ホームランの威力は大きいね。スゴイ!」

 

-投手陣も安定している

「きょうも安定してるわな。小林もスピードが出てきて、2イニングもクリアしたし。及川も先頭には打たれたけどあとは落ち着いて。尾仲にしても、みんな、いい競争するから。点を取られたら取り残された感がある。久しぶりに投げるピッチャーばっかりなのに、そういうところの競争意識はすごいよ。絶対に点をやらないんだという気持ちがマウンドに表れていたね」

 

-先発チェンの評価

「よかったんじゃない。球のキレは今まで投げた中で一番良かったと思うよ。ストレートのキレ、この前の中日戦とか、変化球も全部バッターにとらえられている感があったけど、今日はストレートがぴゅっとスピードガン以上の球のキレ。チェンさんらしいキレね。ツーシームとかそういうのが、非常に球のキレ的には今までで一番良かったと思うよ」

 

-アウトの内容が三振3つと内野ゴロ

「やっぱりゴロピッチャーやね。そんな中で遠藤だよ。遠藤のあのビッグプレー。ビッグフライじゃなくこっちはビッグプレーだよ。エンドウサンだよ。高寺とかが1軍に上がって、そういうクソっていう。小幡にしてもそうだと思うよ。そういうところでああいうプレーが出るってことは集中力と球際の強さが出て来たかなっていう。今日はもう陽川のホームランとビッグプレー」

 

-飛び込んでとっさにホームに投げた

「見えてたって。外国人がランナーだから、ギャンブルゴーはないからってところで、ちょっとラインより下げたんだけど、そういうところでやっぱり冷静だよな。外国人はランナーだからそういう、いいスタート切れてないはずだというところで、落ち着いた素晴らしいプレー」

 

-来週試合がない。高寺が行ったように他にも

「野手はこれ以上行ったって上がりが出るから。これで目いっぱい。今日投げた投手が抹消されたところで野手はもう上げられない」

 

-小幡がタイムリー

「いや、値打ちあるな。あのセンター前。今日は守り、カットプレー、中継プレーな。いつもシートノックうるさく言うけど。そういうところの成果がちょっとずつ。やっぱ集中力と」

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