DeNAが延長戦にもつれた接戦を制して4位に浮上し、交流戦の勝率5割以上を確定させた。延長11回に昨季は同カードでサヨナラ打を放った代打大和内野手(34)が決勝の適時二塁打を放った。三浦大輔監督(48)は「こういう展開を取れたのは、非常に大きい」と振り返った。

先制したのもDeNAだった。2回に牧秀悟内野手(24)がロッテ先発の佐々木朗希投手(20)から右翼へチーム初安打となる16号ソロ。ただ、3回以降は2安打に抑えられて三塁を踏むことができなかった。

先発した京山将弥投手(23)は同点とされた6回まで3安打1失点(自責0)と好投。救援陣も踏ん張り、9回は4番手のブルックス・クリスキー投手(28)が1死満塁のピンチを背負うも無失点で切り抜け、今季7度目の延長戦に持ち込んだ。延長10回は田中健二朗投手(32)、延長11回は山崎康晃投手(29)が締めた。

これでDeNAは交流戦の成績が9勝8敗となり、1試合を残して負け越しの可能性が消滅した。交流戦勝ち越しをかけた12日ロッテ戦へ向けて、三浦監督は「今日も全員でいきましたけど、明日も全員で戦います」と話した。

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