日本ハム新庄剛志監督(50)が17日ロッテ戦(札幌ドーム)の試合後に、この日のイースタン・リーグ楽天戦(鎌ケ谷)で実戦復帰した近藤健介外野手(28)の今後の見通しについて言及した。テレビ中継で右脇腹の肉離れから復帰初戦を迎えたプレーぶりをチェック。故障箇所が治りにくいとされる「脇腹だから」と、前置きした上で「見ている感じでは全然、良さそうでしたね」と、ひと安心した。

近藤は5月4日楽天戦(札幌ドーム)の試合前に行われた打撃練習中に患部を痛め、右内腹斜筋の肉離れ(2度)と診断された。当初は試合復帰まで約8週間の見通しと発表されていたが、約6週間での実戦復帰。この日の2軍戦では「1番中堅」でスタメン出場。初回の第1打席で左越え二塁打を放つなど2打数1安打。2回に訪れた第2打席では打球をしっかりと引っ張って右飛。アウトになったが、故障の影響を感じさせないスイングを披露した。新庄監督も「1打席目のヒットというより、2打席目のインコースをさばいた、あそこら辺がたぶん痛みが出そうなポジションだと思う。あそこを振り抜いていたから、まあ順調じゃないですか」と、現状の印象を語った。

この日は中堅守備でも初回に中飛を処理し、3回まで出場した近藤。まずは2軍戦でフル出場できる状態になってから1軍復帰という流れかと問われた新庄監督は「でしょうね。後は(2軍の)木田監督と近藤くんがコミュニケーションを取り合って。で、ゴーサインが出ればっていう感じじゃないですか」と説明した。

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