最後の紅白戦で、今秋ドラフト候補右腕の専大・菊地吏玖(りく)投手(4年=札幌大谷)が2イニングを無失点に抑えた。

NPB11球団のスカウトが視察に訪れる中、紅組の2番手で3回からマウンドへ。1死から早大・蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)に四球を与えたが、バッテリーを組んだ草部真秀捕手(4年=亜大)が蛭間の盗塁を刺して、3人で終えた。

4回は2者から直球で三振を奪うなど3者凡退。2イニングを無安打の3奪三振、30球だった。「蛭間くんに四球を出してしまったけど、草部くんにカバーしてもらった。直球で三振や、詰まらせてファウルもあったので、しっかり持ち味を出せたのでよかったです」と話した。

自己最速を1キロ更新する152キロをマーク。「(球速は)意識しないで、リーグ戦と同じで目の前の打者を抑えることを意識していました」と明かした。