中日根尾昂投手(22)が1軍での甲子園初登板で初失点した。0-9の6回に3番手で登場すると、大阪桐蔭時代に春夏甲子園連覇などで活躍した聖地は、拍手と歓声で歓迎。阪神の主砲佐藤輝を一ゴロも、大山に右前打、糸原四球で1死一、二塁のピンチを背負う。18年ドラフト同期入団で同学年の7番小幡に、149キロ直球を左前に運ばれ、1軍初失点。後続を打ち取り1回28球2安打1失点で終えた。「しっかり抑えようと思っていた。取りに行った球を打たれたので、(次回は)自分の球をしっかり投げたい」。自己最速タイの152キロ披露も、5試合目登板でホロ苦い記憶も刻んだ。

チームは毎回走者を出しながら完封負け。リーグ最速40敗で借金も10に膨れ上がった。立浪監督は「ご覧の通り、チャンスで打てないから、何ともならない」とため息。根尾については「あえて主軸にいかせた。これからも使っていきながら考えていく」とした。

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