阪神がサヨナラで3連勝を飾った。途中出場の熊谷敬宥(たかひろ)内野手(26)が同点の延長11回2死二、三塁で右中間を破り、4時間16分の熱戦に終止符を打った。

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○…救援陣も奮闘しサヨナラ勝ちへの流れを作った。5回に加治屋が勝ち越しを許したが、6回は岩貞がピシャリ。「リリーフ陣の投球で流れを持ってくるんだという気持ちでマウンドに上がりました。自分の役割を果たすことができた」。7回は浜地が1失点したが、8回はケラーが3人斬り。「楽しみながら投げることができたよ。チームに良い流れを持ってくることができたんじゃないかな」。9回岩崎、10回湯浅とつないで11回は渡辺が0封。「しっかり自分の球を投げることができました。サヨナラ勝利につながる投球ができてよかった」。早くも移籍3勝目をゲットだ。

○…24日にプロ初勝利を挙げたばかりの湯浅は冷や汗をかいた。同点の延長10回に7番手で登板。簡単に2死を取ってから、3連打を浴びた。佐藤輝の好返球でことなきを得た。リーグトップの節目の20ホールドに到達。「テルさんの守備にも助けられながら、なんとか0点でよかった。数字は気にしていませんが任された場面で役割を果たしてきた積み重ねの結果です」と息をついた。

▽阪神西純(先発も4回1/3、4失点で2試合続けて5回持たず)「リードを守り切ることができずに降板となってしまい、チームに申し訳ない。少し慎重になりすぎてしまいました」

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