DeNAが9回裏の激走で、劇的な逆転サヨナラ勝ちを決めた。

1点を追う9回裏。まずは無死一塁、大田泰示外野手(32)の左翼フェンス直撃の二塁打で、一塁走者の桑原将志外野手(28)が歯を食いしばっての大激走を見せた。一塁から長駆生還し、同点に。そして、2死一、二塁。嶺井博希捕手(31)がしぶとく一、二塁間を破ると、二塁走者の大田が敢然と本塁へ突っ込んだ。ヘッドスライディングで阪神捕手の梅野のタッチをかいくぐり、見事に生還。セーフ判定に阪神ベンチがリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

お立ち台で嶺井が「(リクエストの間は)信じるだけでした」と笑顔を見せれば、大田は「(捕手のタッチは)よけるしかないと思って、長い腕伸ばして、頑張って(本塁に)タッチしました」。これでDeNAは阪神にカード3連勝。阪神に代わって4位に浮上した。

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