西武、巨人、オリックスなどで活躍した清原和博氏(54)が、始球式に登場した。背番号「2022」の中日のユニホームを着て登場した清原氏はマウンドを踏まず、マウンド前の人工芝から59キロのショートバウンドの投球を披露。「(プロ野球の)グラウンドには一生立てないと思っていた。夢の中で歩いているようだった。グラウンドを踏めて感動した。どんな苦しいことがあっても今日のことは忘れない」と、登板後に振り返った。PL学園の2学年後輩の立浪和義監督(52)から、投球したボールに直筆サインをもらい、「父は阪神ファンだし、(阪神戦での始球式ボールを)届けたい」と喜んでいた。

清原氏は立浪監督の計らいで今春の沖縄キャンプを訪問。石川昂や鵜飼に打撃指導も行った。後輩指揮官への恩義もあり、今季は中日の本拠地開幕試合などを観戦し、テレビ、ラジオ解説なども4試合行ってきた。