ソフトバンク大関友久投手(24)が楽天打線に6四死球を与えながら6回1安打2失点の粘投で6勝目を手にした。

「四球が多く、守りの時間が長くなってしまったにも関わらず、得点を重ねてくれた野手の方には感謝しかありません」。106球を投げ終え、ベンチに下がった左腕は広報に反省のコメントを託した。

4回までに3四球を与えたが150キロ超の直球にフォーク、スライダーを駆使し無安打無得点。6点の大量リードに気の緩みはなかったろうが、勝利投手の権利を得る5回、先頭岡島に死球。1死二塁となって太田に初安打となる中前タイムリー。続く6回も先頭四球をきっかけに失点した。

6勝は千賀、東浜と並んでチームトップ。ただ、先発マウンドに上がれば「完投」を目標に掲げる左腕にとっては、球数を費やし、試合テンポを鈍化させた投球は納得していない。「次の登板までにしっかりと修正して、もう少し良い投球ができるように頑張りたい」。まるで敗戦投手? のようなコメントを続けたが、ベンチの評価は低くない。「ちょっと四球が多かったかな。まあ、次回につなげてくれたらいい」と藤本監督は急成長を見せる3年目サウスポーにさらなる期待を寄せていた。

▽ソフトバンク三森(中学から6年間過ごした青森で1安打1盗塁、1得点と活躍し)「試合前は気持ちの高ぶりもあったけど、少しはいい姿を見せられたのかな、と思います」

【ニッカン式スコア】5日の楽天-ソフトバンク戦詳細スコア