オリックスは延長12回の総力戦の末に敗れた。

粘りは見せた。6回まで無失点でしのいできた先発の宮城大弥投手(20)が7回に3失点。1-3と逆転され降板した。

それでもその裏、ジョー・マッカーシー外野手(28)の左翼線二塁打と、杉本裕太郎外野手(31)の中前打ですかさず同点。8回に1点勝ち越されても、すぐさま宗佑磨内野手(26)の中犠飛で追いついた。

ただ、最後12回に7番手のジェシー・ビドル投手(30)が愛斗外野手(25)に決勝ソロを浴びた。9回、10回、12回と得点圏まで進めたが勝ち越せなかった。

結果的には投手陣の3被弾が痛かった。中嶋聡監督(53)は「ホームランですかね。全部が全部、防げたとは言わないですけど。(宮城は)先頭をずっと出していたのでね。自分が苦しくなりますよね」と表情を曇らせた。

一方、9試合ぶりの9号先制ソロに、一時同点とする中前打と、復調気配の杉本裕太郎外野手(31)については「結果を残していくしかないと思うので。いい兆候だと思います。そこ(積極性)が出てきたら結果も変わってくると思う」と期待した。

▽オリックス宮城(7回途中3失点で7勝目ならず) 先頭を出した回も多く、ここという場面で甘く入ってしまった。(イニングを)投げ切れなかったことが悔しいです。

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