今季初登板初先発となった西武今井達也投手(24)は6回を4安打3失点で敗戦投手となった。

試練が待っていたのは0-0の6回1死一、二塁。104球目だった。150キロ直球は狙いより外角から少し内に入った。オリックス杉本に右翼線へ強烈なライナーではじき返され、先制の適時二塁打を浴びた。さらに味方の野選、犠飛で2点を追加され、この回3点を失った。ただ5回まではスコアボードに0を並べた。

開幕直前に右内転筋の張りで離脱。さらに復帰目前だった4月の左足首捻挫が追い打ちをかけた。この日が2カ月遅れの“開幕”のマウンドだった。

球数114で、7奪三振の5四球と、荒れながらも抑えていく“らしさ”も全開だった。試合はつくったといえる内容だったが、反省の言葉が口を突いた。2死満塁のピンチを招いた初回については「力任せに投げてしまいました。立ち上がりからバランスよく投げることができなかったです」。またストレートの制球にも納得がいかなかった。「特に緊張はなく、疲れも意識するほどではありませんでしたが、今日は真っすぐが高めに浮くケースが多かったです。それをカバーするために変化球が多めの配球になってしまいました」。その上で次回登板に向けて、「真っすぐを安定させてゾーン内で勝負できるよう修正したいです」と引き締めた。

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