中日は8日、石岡諒太内野手(30)とオリックス後藤駿太外野手(29)の1対1の交換トレードが成立したことを発表した。中日は外野を中堅大島、右翼岡林でほぼ固定して起用しているが、左翼は流動的。開幕当初はドラフト2位鵜飼を中心に起用したが、不振から2軍落ち。A・マルティネスを筆頭に、郡司、平田、三好、伊藤らに期待を寄せるがレギュラー定着には至っていない。後藤は前橋商から10年ドラフト1位でオリックスに入団。近年は控えに回っているが、13~17年は年間100試合以上出場するなど外野手としての経験値の高さもある。手薄な外野陣の強化に動いた形だ。

石岡は神戸国際大付、JR東日本を経て15年ドラフト6位で中日に入団。大砲候補と期待されたが、2度の椎間板ヘルニアの手術、育成契約も経験。今季はウエスタン・リーグで打率3割2分7厘で打率1位になり、6月に今季2度目の1軍昇格を果たし、6月24日阪神戦でプロ7年目での初タイムリーを放ち、打率3割6分と存在感を見せていた。