非常事態のヤクルトに、もう1日の猶予が生まれた。1、2軍関係者計28人が新型コロナに感染。代替選手として2軍から内川、西浦、宮台ら14人を登録して備えたが、午後6時10分に中日戦(豊橋)の中止が決定した。高津監督の代行として指揮を執る松元作戦コーチは「本当にみんないい準備をしていて。残念ですね」と冷静に受け止めた。

スタメンはすでに発表されていた。2番の山崎、4番村上、5番オスナ以外はすべて2軍からの昇格メンバー。相手先発の左腕笠原に対し、1番並木、3番荒木、6番西浦、8番古賀ら右打者を多く並べて臨む予定だった。松元コーチは13日同戦(バンテリンドーム)以降について「明日からまた監督と相談しながらスタメンを決めていきたいと思います」と、高津監督と連絡を取り合いながら、柔軟に対応していく構えだ。

先発予定だったサイスニードはスライドせず、6勝を挙げている高橋が先発する。同コーチは「今まで通りのヤクルトスワローズらしい野球を目指して、明日また頑張っていきたいです」。苦境にも負けず、チーム一丸で勝利を目指していく。【鈴木正章】

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