中日が2点を追う7回2死満塁で3年目岡林勇希外野手(20)の走者一掃の適時二塁打などで逆転勝ちした。ヤクルト先発高橋の前に5、6回に得点圏に走者を置きながら1点止まり。7月2度目の連勝でヤクルト戦は7勝5敗で、セ5球団で唯一勝ち越しを維持した。立浪和義監督(52)の試合後の一問一答は以下の通り

-終盤に逆転勝ち

「あざやかでしたね。嫌な形で先制されたが、岡林がその前(6回無死満塁)のチャンスで三振したが、あそこ(7回2死満塁)は2アウトからよく打ってくれた。開き直って思い切っていった結果がああいう形になった。まだまだ打者陣が仕留めきれていない。惜しいファウルが多いけど、惜しい球を仕留められるようにやっていかないと。今日はうまくいったが、課題も勝った中にある。惜しいファウルがすごく多かったが、そこは振りすぎるのか、当てにいけるように、もう少し振り幅を短くして仕留めていけるように、チームの課題としてやっていかないといけない」

-岡林は調子を戻してきたか

「岡林はもう少し。まだまだ上を目指さないといけない選手。あそこで三振しないような打者になってもらわないと。状態自体は一時より良くなっているが」

-右投手に代打平田が四球を選んだ

「ファームでも結果を出していた。経験もある選手。よく選んでくれた。勝負かけて走らせたが、3-2で球を振りやすいカウントだが、あそこはよくつないでくれた」

-代走高松も効いた

「たまには。逆転の走者ですから。選手が打ってくれたら、采配が助けられ生きてくることもある。今日はあとから出た選手がよく働いてくれた」

-ヤクルト7勝5敗でセ・リーグで唯一勝ち越し

「恥ずかしいですね。初め神宮でポンポンと打線が爆発したりして勝てたこともある。コロナでも村上選手、オスナ選手と痛いところで打たれている選手がいる。明日はそこをどうするか。ヒットはいいけど、長打をどう食らわないかを考えてやっていかないと」

-1回の村上に長打を真っすぐの失投で打たれた

「高橋投手の出来を考えれば、そう簡単に点が取れる投手じゃない。投げる前から。初回の2点は重たかった」

-小笠原は6回3失点

「6回3失点は決して悪くないが、ただ初回に打たれてはいけない。長打を許したから、完全に失投。1発でやられるケースが多いから、反省しないといけない」

-両チームともコロナでベストメンバーじゃない

「ヤクルトの方が状況が苦しい。阿部、松葉が、先発投手も足りないが、これだけコロナが多い中でどこの球団もあること。出られる選手はチャンス。やりくりしていくしかない」

-ヤクルト離脱者が多くやりにくさは

「全然ない。野球は先発投手で7、8割は決まる。今日の高橋は素晴らしい投手。4番の村上選手は球界を代表する4番。軸にちゃんといる。塩見選手が1番にいないのでプレッシャーは違うが、村上選手いるだけで全然違う。今日もあのままヘタしたら負けている可能性も高かった。何とか明日はヒットはしょうがいないが長打は食らわないように。対策を錬ってがんばりたい」

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