阪神青柳晃洋投手(28)が両リーグ最速で10勝に到達し、チームを6月19日以来となる3位に導いた。球宴前の2ケタ勝利到達は、球団では03年井川、ムーア以来19年ぶりの快速記録。青柳自身は初の2年連続2桁星だ。

6回6安打1失点。初回に先制点を献上したものの、その後は粘りの投球。今季4度目の対戦となった中日打線に的を絞らせなかった。6回での降板は今季最短タイで、球数は96球。試合を作り、1点のリードを保った。

4三振を奪い、90奪三振に到達。これで中日柳を抜いて再びリーグトップだ。勝利数、勝率、防御率と合わせ4部門でトップを独占した。

チームは2回、北條史也内野手(27)の今季1号2ランで逆転に成功。リリーフ陣が逃げ切り勝ちを演出し、3連勝となった。開幕直後以来となる借金3とし、当面の目標である球宴までの完済へ前進した。

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