ロッテ井上晴哉内野手(33)が“ごっちゃし”第1号でスタンドをわかせた。

1点を追う2回1死、フルカウントからソフトバンク石川の高めカットボールを振り抜くと、打球は一塁を回ったころにバックスクリーン左側に飛び込んだ。

この日は「BLACK SUMMER WEEKEND supported byクーリッシュ」として行われ、井上が二塁を回ったころには右中間場外の砂浜方面から花火が打ち上げられた。同点のホームを踏むと、この日で場内アナウンス担当が通算2000試合となる谷保恵美さん(56)の「井上選手、今シーズン第1号のホームランでございます」のアナウンスが響き、井上はベンチ前で決めポーズの「ごっちゃし」で応えた。

昨季まで通算68発を放った巨漢スラッガーも、昨秋に受けた右手首の手術の影響で、7月に1軍昇格したばかり。今季1号ソロは、昨年5月7日オリックス戦(ZOZOマリン)以来の1発となった。試合中、球団広報を通じ「1年振り以上ですか。この感触、忘れてました。先制されて何とかくらいつきたい、援護したいと思っていたので良かったです。感触も良かったし、行ったれ~みたいな感じでしたね」とコメントを寄せた。