DeNA山崎康晃投手(29)が今季20セーブ目を挙げ、チームは4月21日以来の勝率5割で2位に浮上した。

守護神は1点リードの9回に登板。3者凡退で試合を締め「僕自身、数字に対して今はフォーカスしていないので。それよりもチームが今日も1点差で勝ちましたし、もっとステップアップできることに喜びを感じながら投げています」と一丸での白星をかみしめた。

節目のセーブは、雪辱をかけたセーブだった。8日巨人戦では1点リードの9回に登板も、吉川に痛恨の同点のソロを被弾。「チームの勝敗にかかわる部分で、大事なポジションなので、あのホームランは後悔しています」と唇をかんだ。自身4試合連続のパーフェクトリリーフで締めくくった。

前半戦は残り5試合。交流戦後に掲げたオールスター前までの借金完済の目標に達した。この日の試合前のロッカールームでは選手間でちらほらと「今日で借金完済するぞ」と会話。上昇ムードに乗って、4連勝で勝率5割に復帰した。対中日は7連勝を達成した98年以来の6連勝となった。【久保賢吾】

【ニッカン式スコア】18日の中日-DeNA戦詳細スコア